酵母入りリンゴ酢:アップルサイダービネガー
本題のレシピに入る前に…
「酵母」の入ったリンゴ酢を好んで飲む人が増えているのをご存知だろうか?
酢の摂取は昔から健康法として確立されているのだが、今回取り上げるのはよくあるものとは違い、濁ったピンク色のリンゴ酢のこと。
濁っている? なんで?
酵母が残っているからだよ。
無ろ過・非加熱のリンゴ酢で、酵素やミネラル豊富と言われているんだ。
店頭で見かけたことない。
医師や専門家含めた健康ツウがYoutubeなどでいろいろ宣伝している。「酢を選ぶなら、酵母入りのリンゴ酢がオススメ」と。
ちなみに、日本で売られているクリアで濁りのない酢は、ろ過しているためであり、見た目だけの問題でそうしているようだ。酵母が残っていると、底に沈殿してしまうのも売り手が嫌がる理由かもしれない。
さて、健康志向に敏感な人たちはこの「マザー入り」(Motherとは”酢酸菌コロニー”=酵母のこと)をわざわざ通販で入手している。「アップルサイダービネガー」とも呼ばれていて、たいていは海外生産品であり、オーガニックのリンゴを使用している。
検索するなら、「マザー」とか「アップルサイダービネガー」と入力しよう。何種類も出てくる。糖質の入っていないものかどうかも、ちゃんと確認を。
国産で酢酸菌を残したリンゴ酢を発見!
でも、輸入製品のほうがリーズナブルだな…
以下、海外セレブがアップルサイダービネガーを摂り入れていると話題になっているので紹介する。
- ヴィクトリア・ベッカムは朝にティースプーン2杯摂るのを習慣に
- ミランダ・カーはヘアケアとして使って、髪がツヤツヤ
- スカーレット・ヨハンソンはピーリング効果を期待して化粧水利用。殺菌効果があるから、ニキビ予防にもいいらしい
肌や髪に利用する話は後半するとして、まずはオーソドックスに飲料としての話からスタートしたい。
朝一番に何を飲む?レモン水/レモン酢
朝一番にレモン水を飲むと、とても健康にいいということで、実は私も実践している。水にレモン汁を入れるわけだが、レモン半個または1個、それにマザー入りリンゴ酢もプラス。
このほか、生姜、シナモンパウダー、少量の塩、カイエンパウダーなどの辛味香辛料を振りかけるというパターンもあるようだが、ようは、レモンのクエン酸やリンゴ酢の酢酸などを朝イチで取り込み、身体のパフォーマンスを上げるのが目的である。
で、レモン汁とマザー入りリンゴ酢?
ということは、レモンをリンゴ酢に漬け込んだらいいんじゃない?
ということで、単純な私はレモンの皮をリンゴ酢に漬け込んだ「レモン酢」を作ることにした。
実践結果:レモン水/レモン酢効果
私がレモン水/レモン酢を続ける理由はいくつもある。
単純に美味しいからだ。飲みたいから飲んでいる。
口がさっぱりするし、気分もいい。
そして、おそらくこの習慣によって、コロナ禍で太り続けた毎日に終止符を打つことができたので、その実感も手伝って満足度がとても高い。
Youtubeでのマザー入りリンゴ酢紹介でも、酵母が云々というほかに、脂肪分解・燃焼効果や食後の血糖値を抑える作用をアピールしているので、ウリはダイエット効果などのあたりかと思う。実際、リンゴ酢に含まれるポリフェノール「ケルセチン」は成人病予防でもエビデンスがかなりあり、ビタミンCと一緒に摂ると、さらにその強力な抗酸化・抗炎症作用を発揮するのだ。
実は、空腹を紛らわすには、酢入りの水を飲むとましになる、と教わった。実際、少量のリンゴ酢入りの水は、甘味を感じるほどで、朝以外も積極的に口にしている。
このおかげで、清涼飲料水も、飴しゃぶりもやめることができた。人工甘味料も断った。
人工甘味料は麻薬みたいな依存性があるらしいじゃない?
依存性の誘惑に打ち勝ったんだ!
いいことづくめだな。
腸を適度に刺激するので、便通にもいいし、酸化しやすい身体をアルカリに整えてくれる。元は酸性だが、体内に取り入れるとアルカリ性に保ってくれる、摩訶不思議な凄い液体なのだ。
なお、胃腸の弱い人や胃酸の逆流症がある方は、酸の刺激があるので、少量から試してほしい。継続するには、我慢は不要である。自分の体調と好みで量は決めたらよい。
朝にレモンを取るとシミになるって本当か?
柑橘類に多く含まれるソラレンには紫外線を吸収しやすくする作用があるとか、シミ・そばかすの原因になるので、食後2時間くらいは日光を浴びないようにしましょうという話を聞いたことがあるかもしれない。
これを気にする人は上記の朝一番にレモン水を飲む行為はNGということになる。
ところで、これまでレモンを積極的に摂取してシミが濃くなった、朝のレモンは大失敗だったという人の話を聞いたことがあるだろうか?
私はない。
この話は、動物レベルの実験結果くらいのもので、人間にあてはまるかまでは確定していないようだ。ソラレンにそういう作用があるのは真実であろうが、だからといって、シミに直結するのかは別問題と思われる。なぜなら、レモンなどの柑橘類には多くの美肌・健康効果があるのも事実であり、ソラレンのデメリットをある程度打ち消すはずだからだ。
まぁ、これらは私の予想も多分に入っている。気になる人は昼間にレモンを取らなければいいだけのこと。
個人的には気にしなくていいと考えるが、いかがだろうか?
大量のレモンを買う。そしてどうする?
訳あり国産レモンを選ぶ
国内でノーワックス・無農薬のレモンを普通に購入できる時代になった。
毎朝摂ることになって、私はネット通販で「訳あり」の国産レモン2kgを購入することにした。見た目がいただけないぶん、割安だからだ。通常のレモンは1個100gくらいだから、20個ほど入っている計算だ。@100円だとすると、スーパーで買う必要もなかろう。
こちらは無農薬というよりは、残留農薬ゼロということらしいが。
買ってみてわかったのは、スレ、キズ、アタリなどがあるが、ちょっとその部分を削れば、下の白い部分にすら傷みがないこと。もうこれで十分だと判断している。
聞くところによると、レモンの木にはトゲがあって、すぐに果実にキズがいってしまうので、きれいなものは少数なのだとか。とすると、これらのキズの類は通常のものであるし、全く問題ないということでもある。
なお、ヘタとタネ以外は可食部である。
レモンを最後までおいしく使うには
無農薬レモンを大量購入して、レモンをフレッシュなうちに使い切りたいが、大量購入していると難しい。
1個ずつラップに包んで冷蔵保存すると、数カ月もつこともあるそうだが…
これの簡単な解決方法としては、果汁を絞って製氷皿に入れ、レモン氷にしてジップロック保存するのが一番だろう。製氷皿はシリコンだとポロっと取れやすいのでオススメ。
キュービックになったレモンを都度料理や飲み物に使うというもの。レモンは冷凍しても美味しく使えるし、栄養価もあまり変わらないようだ。
レモンの皮活用
最初のころ皮こそ栄養があるのを知りつつ、果汁を取って皮を捨てることに罪悪感を感じていた。調べれば、
栄養面でいえば、皮こそ捨ててはいけない。しかも、冷凍したほうが苦みが和らぐとか。
丸ごと冷凍もOKだし、輪切りはもちろん、ミキサーで砕いてキュービック冷凍(下記に画像あり)してOK。
レモン酢レシピ:砂糖不使用の甘くない「レモン酢」
というわけで、私は例のリンゴ酢に漬け込んでレモン酢にしている。
この画像、本当に美しい。自分で作っていて、途中なんども見とれた。色だけで私を元気にしてくれる。レモンっていいな。
大事なことを言う。
通常レモン酢とは、砂糖など糖質を入れて甘くし、水で割って飲むのが一般的だが、私は朝に飲むので甘くしたくない。理由は下記「朝イチで甘い水を摂っていはいけない」(詳細参照)にあるように、血糖値を激上げしてしまうからだ。いくらリンゴ酢は血糖値を上げにくくするといいっても、限度があろう。
そのため、抽出力は劣るかもしれないが、リンゴ酢に皮を3日~1週間漬け込んだだけで済ませている。
レシピというほどでもないが…
①レモン汁を絞る⇒レモン汁はレモン氷にする or ②に入れる
②残り皮を適当な大きさに切る⇒保存容器に皮を投入し、ひたひたになる程度にリンゴ酢を入れ、1週間漬ける。
②を1週間漬け込んだら、漬け込んだ果実をミキサーで粉砕し、エキスごと冷凍キュービックにする。
①と②どちらもジップロックに入れ、冷凍保存。
なお、レモン汁は酸がキツイので、肌荒れしやすい。手にぴったりするゴム手袋をして処理することをオススメする。
漬け込むとき、酸がキツイので、ガラス製の保存瓶を使用してほしい。煮沸消毒できるものがベター。WECKやル・パルフェなどの海外製品も持っているが、メイドイン・ジャパンの密閉瓶もいい。細部が考えられているし、使い勝手が違う。
さきほど抽出力云々といったが、ミキサーで砕いてキュービックにし、果実まるごと摂取できるので、実は抽出にこだわる必要がない。
味は、リンゴ酢だけよりも、レモン汁だけよりも、レモン酢にしたほうが断然うまい。500mLの水にレモン汁キュービックとレモン酢キュービックを1個ずつ投入して飲んでいる。
水筒に入れて外出先で飲む習慣もオススメだ。
キュービックは1ヵ月~1ヵ月半程度で使い切ること。
レモン酢をつくってエキスだけ瓶に入れ、常温保存する手もある。
このときの残り皮は、ジャムにしても美味である。
リモンチェッロレシピ
こちらは別ページにレモンの黄色い表面の皮だけを使用した「リモンチェッロ」レシピを紹介しているので、下記を参照されたい。
参考:フルーツビネガーに糖類を使用する理由
なんでも甘くしなければいけないわけではないが、一般的にフルーツビネガーを作るには、
が通常レシピだろう。
今回は砂糖を使用しないレシピを紹介したが、砂糖の役割もあるので説明する。
どうして抽出系のレシピでは、砂糖を入れねばならないのだろう?また、その時「上白糖やグラニュ糖ではなく氷砂糖を使う」のはなぜだろう。
理由はちゃんとある。「浸透」がキモだからだ。氷砂糖の「溶けにくさ」を利用している。
梅酒を参考に言うと、
梅酒を作りたての時は、外液よりも実のエキスが濃いため、梅の実に水分とアルコールが移動します。そして時間が経つと、砂糖のかたまりである氷砂糖から少しずつ砂糖が溶け出し、梅の実よりも外液の方が糖の濃度が高くなるので、徐々に梅の実から水分とアルコールが出ていきます。この水分とアルコールに梅の風味が移っているので、コクのあるおいしい梅酒になります。
External Links>>パールエース
梅酒や梅ジュースでも、氷砂糖を使用するレシピが多いのも、浸透の作用を利用して、じっくりしっかりエキスを抽出するため。味の観点からは、理に適っているのだ。
朝イチで甘い水を摂っていはいけない
ただ、朝イチで飲むには甘い水は不適切である。
下記は糖尿病を専門にしている医師から直接聞いた話。
そして、糖質と脂質が腹の中で出会うとき、太っていくことになる。
そういうわけで、今回私がオススメするレシピには、砂糖は使用しない。
みかんの皮活用
一般的に柑橘類は、レモンと同様、皮こそ栄養価が高いと思っていい。
とくに白い皮の部分。美味しくないのもまったく同じ。
旬のみかんやオレンジなどの皮も、無農薬であるなら有効活用したい。温州みかんの皮は、カラカラに乾燥させれば、漢方薬の「陳皮」と同じなので、捨てるなどもったいない。
みかんの皮の効能の際立っているのは、特に白いワタに豊富に含まれる
「ヘスぺリジン」というフラボノイドの持つ抗炎症作用
External Links>>【みかんの皮】を食べるメリットは?抗炎症作用をもつ「ヘスぺリジン」の成分に注目
とのことである。
「炎症なんて、関係ないわ」と思っていたら、とんでもない。
人工甘味料を摂取すると、数時間身体に炎症を起こさせるという研究結果もあり、実は現代人は慢性炎症に対応するため、身体が疲弊しているというわけである。もちろん、人工甘味料だけでなく、紫外線やアレルギー反応、ストレスだってその類である。
慢性炎症がやがてがんなどの疾病につながるというのだから、その手当をしてくれるありがたい食品のひとつがみかんというわけ。
そのほか、オレンジ色の色素である「βクリプトキサンチン」。カロテノイドの一種で、必要に応じて体内でビタミンΑに変換される。
みかん酢レシピ:砂糖不使用の甘くない「みかん酢」
みかん酢レシピも、レモンとほとんど変わりない。
中身を食べたら、皮を適当にむしって、酢の中に放り込めばよい。
リンゴ酢の量はひたひた以上ならOK。ただ、たまにゆすって皮が液に浸るようにしてほしい。乾燥する箇所をつくるのは腐敗につながるからだ。
写真は、カラマンダリンという4月末ころ旬の柑橘類を使用。キングマンダリンと温州みかんの掛け合わせの柑橘類で、無農薬の完熟を購入した。いつものようにキズあり品をお得に。
みかん酢に関しては、皮を取り出して風呂に入浴剤として使ってもいいし、キュービックにしてレモン酢のように使用してもいい。
果実を入れて甘くしたいならそうしてもいいが、さきほど説明したように、朝に糖質を摂ってほしくないので、朝以外の利用としたい。
この場合、果実の輪切りをリンゴ酢に投入するのでOK。
果実まるごとみかん酢なら、マイルドで料理での汎用性が高い。
なお、果実・皮は1週間後など、適当な時期に取り出すほうがいいと思う。また、みかんの皮は紫外線に弱いため、基本的に遮光で保存してほしい。
みかんの皮には美髪効果も
みかんの皮には強烈な油を分解する効果があるので、みかんの皮を湯で煮て、それを油汚れ掃除に使う人もいる。
発泡スチロールを溶かし、油性マジックも消す威力があるのだ。その効果を期待した商品が世の中にも出回っている。
かつて私は通販会社に在籍していたのだが、そのときシャンプーにみかんの皮エキスを入れたものを販売していたことがある。みかんのDリモネンが地肌の血行を促進、頭皮の余分な脂落とし、さらには育毛効果まで期待されていた。使用者からは洗いあがりもなかなか好評であった。
みかんには美肌・美白効果もあるのはご存知のとおり。
そう、みかんの皮を髪や肌に活用する手がある。このみかん酢が美容アイテムにもなるのだ。
元々、酢は少量を湯に希釈してリンスになるので、せっけんで洗髪している人はすでにその用途をご存知だろう。せっけんはアルカリに傾ける。が、仕上げに酢水を使うと、肌と同じ弱酸性に戻してくれるので、中和の役割として昔から用いられてきた。
みかん酢リンス
リンゴ酢もみかんの皮エキスもストレートだと相当きつい。そのため、必ず少量を湯で希釈し、地肌を中心に髪にかけること。湯桶半分にティースプーン1杯で十分。
なじんだら、時間を置かずにすすいでよい。ついでに顔にも、背中にもかけてしまおう。
それをかけた瞬間から髪の手触りが一変するのでわかる。しなやかで指通りがいい。本来の感触が戻るのだろう。
みかん酢拭き取り化粧水
冒頭にスカーレット・ヨハンソンの話をしたが、ニキビなどができやすい人にはリンゴ酢は良いようだ。リンゴ酢単独で化粧水として使う場合、皆さんどう紹介しているのか記すと…。
もちろん希釈する。最高でも1:1という人もいるが、基本的には5-6倍。レシピというものがあって、グリセリンや精製水をミックスしてボトルに入れて使う人もいる。
それを洗顔後にコットンに湿らせて拭き取ってていくだけ。
それもいいが、今回は「みかん酢」拭き取り化粧水である。コツは以下の通り。
古い角質を取ってくれるピーリング効果を期待して、洗顔後にコットンに含ませ、やさしく肌に当てる程度の拭き取りをするか、希釈水を顔に浸す。
酢のニオイや刺激もあり、またみかんは日光に当てないほうがいいので、基本的に洗い流してほしい。この後、ニキビの箇所だけ、コットンでチョンチョンとつけるくらいなら、自己責任でOKかと。
あとは好きな手入れをすればOK。
私の経験でも、ニキビ系は「シュン…」と元気がなくなって沈静化に向かってくれたことが何度もある。実感としては、アロマオイルのティートゥリーよりも効果的だと思っている。
ただ、肌の弱い方はパッチテストをして、確かめるほうがよい。
スーパースパイス★クローブを追加
また、さきほどのみかん酢写真では、クローブ(和名:丁子)というスパイスを入れていたこともキャプションに記した。このスパイスはオレンジとの相性がいい。
ホールと粉末があるが、必ずホール状のものを購入すること。
クローブには、抗菌・抗炎症作用、消化器系を助けたり水虫撃退云々という効果効能まであるとのこと。お好みでこういうスーパースパイスを酢に入れて、さらにパワーアップさせるのもアリだ。
特に、喉痛があるときは、蜂蜜とリンゴ酢(レモン酢・みかん酢)とクローブの組み合わせがオススメ。ちょっと濃いめにしたホットドリンクにし、喉を湿らせるだけ。
また、クローブを口の中でねぶってモグモグしていると、口内はもちろん、喉のケアに役立つというから、風邪気味のとき、口内炎のときにお試しあれ。
かなりの余談だが…クローブは虫除け、害虫除けにもなるらしく、Gがでなくなったとかコメント多数あり。
その他
新ショウガのリンゴ酢漬け
もはやリンゴ酢漬けは何でもアリだ。
新生姜を漬けると、美しい淡いピンク色になった。
これも実を取り出してミキサーで粉砕。ジップロックに平らにならして冷凍して、都度使うことにする。生姜酢は1年ほど保存できるようなので、こちらもちょっとずつ摂取していこう。
赤紫蘇リンゴ酢
6月7月は赤紫蘇もあるので、赤紫蘇リンゴ酢もオススメ。
米国の民間療法:リンゴ酢でイボ退治
以前、顔にポツンとイボのようなものができ、ムズムズとかゆみが若干あって困ったことがあった。イボかもしれないと思い、当時イボについて相当調べた経験がある。(注:イボにはかゆみがないとのこと)
イボはデキモノだが、ウイルス性なので、やっかいであり、なかなか根絶が難しいのだ。
日本では、部分的に冷凍冷却するか、レーザーでその付近まで焼いて殺すなどの処置をしているのだが、多くの方が繰り返し再発する悩みと粘り強く戦っている。
で、その調べ途中で、米国の民間療法ではリンゴ酢がイボ退治に使われていることがわかった。患部にチョンチョンと直塗りするらしいのだが…本来はそんな激しいことをしてはいけない。
それだけ殺菌効果が凄いということなのだろう。
天野川の経験:イボもどきとの長い戦い
良い子はマネをしてはいけない、という話をしたい。
イボだと思っていたので、最初は美容皮膚科でレーザー治療をした。
焼いたので、良くなったはずだったが、またかゆみがでてきた。
完治しなかったのか…と残念に思い、リンゴ酢がイボをやっつけるのを知っていたので、今度はムズムズする箇所にリンゴ酢を直塗りしてみた。絆創膏にちょっと浸して…という激しい行為であった。
今から考えれば、いかにダイレクトにやっつけたいかという気持ちが先行しすぎていたとはいえ、色素沈着や肌荒れを気に掛けない行動であった。要するに、ウイルスと聞いただけで殺すことしか頭になかった。
ちょっと感動したのは、患部だけ、つまりかゆいところだけカサブタになって、やがてはがれて…という状態になったこと。これは!と思って、少し続けたのである。
おそらく、そのかゆいところに何かいたのであろうが、顔なので、もう一度あのようなダイレクト殺菌をするかと聞かれたら、おそらくやらないだろう。
何度かトライしたのち、別の皮膚科医に診せたら、適した処置をなされ、その薬で解決した。かゆみもイボも二度と出ない。皮膚科もいろいろなので、いくつもの病院をハシゴして、まともな医師に巡り合ったら解決したというだけだった。
実際に、ウイルス性のイボにリンゴ酢が効くというエビデンスは得られてなさそうである。
今でもあれはなんだったのだろうと思う。もしリンゴ酢を使うなら、根気よく、マイルドな濃度でやるべきであったのだろう。
本当に、ニキビ程度ならよく効く。それだけは確かである。
レモン酢/みかん酢のまとめ
リンゴ酢は奥が深い。
なかなかの刺激物ゆえに、レモンやみかんの皮とともに直に肌につけると、ガサガサになるほどで、肌の敏感な方は注意が必要である。酢自体に溶かす能力がある。
量を間違えなければ、健康面で秀逸な働きをしてくれる。
食品としては、甘く飲みやすいように糖質を入れる方法が一般的だけれど、甘い飲み物だけが使い道ではない。
刺激にも、殺菌にもなるし、中和役、引き立て役、調和役にもなれる凄い液体である。なかなか語り尽くせなかったが、発酵食品の底力を感じる存在ではある。