皇帝の居城建設から1000年の歴史を誇るニュルンベルクの魅力

クリスマスマーケットで有名なドイツのニュルンベルク。しかし、その本当の姿は一言では言い表すことができないほど幾度も歴史的に重要な場所になった。
ナチスドイツなど歴史に興味がある人は「ニュルンベルク」というと「ニュルンベルク裁判のあったところ?」とおっしゃる。そう、そのニュルンベルクであるのだ。その話は、追々「ニュルンベルク【3】」でするとして…
最も有名なのは、ここが歴代の神聖ローマ皇帝が好んで長逗留した土地であり、“街のシンボル” カイザーブルク城があるということ。

カイザーブルクは「皇帝の城」の意味。
カイザー:皇帝
ブルク:城
名前からして他と違うということ。

古城街道にあるニュルンベルクは、バイエルン州第2の都市。古城街道を代表するこの城は、皇帝の城であった。皇帝不在のときには城を守るために城伯という代理人を置いて管理を任せていたのだが、城伯が力をつけすぎると皇帝は新しい城を建てる必要があったりして、時代とともに力関係も変化していくということがわかる。

とはいえ、長い間中世の帝都としての機能があったことで、特別で洗練された街になり、その雰囲気は今も続いている。
旧市街は城壁に囲まれており、石畳、木組みの家々など、雰囲気がとてもよくて、これぞヨーロッパの街並みという感じ。ショップもおしゃれでかわいらしいところばかり。

職人広場

職人広場

旧市街地に入ってすぐの職人広場。その中に鋳物職人の店があった。
店内には錫(すず)でできた酒器などを販売しており、職人のゲオルグさんは私が日本人だと知ると「コンニチハ~」と言った。

すべて彼による手作りなのだとか。
ふと私がいかにも中世ドイツという雰囲気のする騎士のデザインのものを手に取ると、彼は「ローマン!」と言った。

ドイツ土産

Rome? ギリシャ・ローマ時代のローマ? どこが?
なんだかよくわからないが、ちょっと他よりも値が張ったものの、せっかくだから甲冑と馬、騎士などが描かれているいかにもなデザインのコレを選び、奮発して購入した。
35ユーロ。

聖ローレンツ教会

聖ローレンツ教会

ニュルンベルク

ニュルンベルク

カイザーブルク城はニュルンベルク中央駅から徒歩15分かかるが、ただ歩いているだけでも楽しいのであまり苦にならない。地下鉄やトラムなどが通っているが、旧市街を歩きたい場合は使わず、城の上まで行くのに急こう配を上がるのが嫌な場合は乗り物を使用されたい。

旧市街は城壁でぐるっと囲まれており、その最も駅から離れた場所にカイザーブルク城がある。その場所は天然の岩盤で覆われた小高い丘の上。結構な坂道を登りきったところにその城はあった。

カイザーブルク城

カイザーブルク城の外観

 

カイザーブルク城 External Link>>カイザーブルク城(公式)

城内にはいると、写真にあるように、城の中庭を通ってインフォメーションで入場チケットを購入する。
ここは、城観光するというよりも、まるで歴史博物館を見学しているかのような気持ちになれる施設となっている。
⇒2019年の再訪では、改築中で制限されており、あまりやる気が感じられず残念だったのだが…。

職員(学芸員?)はきちっとスーツを着込み、展示スペースの隅ではなく、いろいろなところに立って観光客の質問に答えたりしている。また、ここには、自分で操作して展示品の説明を見ることができるスクリーンがあり、お金をかけて運営している感じがした。カイザーブルク城

カイザーブルク城

動く切り絵。皇帝の御帰還で、それが門をくぐった瞬間、第九が流れる精巧な仕掛け。

挿話:金印勅書から始まった皇帝とニュルンベルクの関係

せっかくなので、神聖ローマ皇帝について、面白そうな話を付け加える。

そもそも、神聖ローマ皇帝は諸侯と呼ばれるドイツのトップ貴族らの中からドイツ王が選ばれ、ドイツ王は自らローマに赴き、……

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