まだ見ぬシマリスベビーのお迎えを夢見て
出会ってもいないのに、はやる気を抑えられずに「だんご」と名付けたその子は、私の脳内で活発な動きをするシマリスと化していた。年末にペットショップには予約を入れたのだが、春に来るというその子のために、あらかじめ最善を尽くそうと思った。
これまでの経験から想定していたお迎え準備は以下の通り。
- ゲージ小:キャリー用として小さめのもの、シマリス用でなくてかまわない、市販品
- ゲージ大:成長後の普段使い、手作りする
- 小屋:木製を手作りで。蓋は取れるようにする。なぜなら寝込みを襲ってお触りしたいから
- ハンモック:寝ころんだ姿を激写するため、端切れで手作りする
- もぐら用の布入れ:ベビー用柔らかくてもぐることができる布小屋
- トイレ:陶製の小鉢に古新聞またはウサギ用トイレシートの切れ端を入れる
- 給水器:市販品、できればノズル部分などの消毒スプレーも
- 小動物用ヒーター:子リス、老リスには必須
と、こんなところか。実際には3週間ほど母とああでもない、こうでもないと思案し、製作した。
1. ゲージ小
これは「初めまして♪ようこそ我が家へ」で紹介したので割愛する。写真は斜め俯瞰。
鳥小屋の素晴らしいところは、止まり木が2本ついていること。溝があるので安定感もよし。これをハンモックに活用した。
また、出入り口が大きく、開閉式の吊り橋のように開くので、使い勝手もいい。下はゲージ大の上に乗せている。
2. ゲージ大
通常は既製品を購入すると思うのだが、私は以前飼っていた子のときに、スチールパイプ棚を活用してそれに百円均一で売っているバーベキュー網を取り付けることで代用した。下図の真ん中の棚は使用しない。あくまでも外枠のみ。
今回、横はダイソーで売っていた木目調のボードを使用したのだが、結局すべてバーベキュー網にした。
ネジネジか結束バンドで固める。結局方向性が定まったら結束バンドが一番いいと思った。
そして、いずれゲージ小と上下で連結させようとしている。隙間があるので、行き来できると思う。ベビーのうちはジャンプ力がないので、ゲージ小単独使いだが、いずれ貫通させる。天面、底面はダンボールかパネルで塞ぐ。(貫通はハムスター用のトンネルにした)
3. 小屋
小屋を買っても作っても、屋根部分に乗ってウンコを踏み潰すと、そのうち捨てざるを得なくなる。というわけで、屋根部分は取り外せるように工夫した。
材料はホームセンターに1袋200円で売られていた端切れと、百均のケースと割り箸。切って木工ボンドでつけただけ。
木製のものはゲージ内に必要。げっ歯目の動物ゆえに前歯が伸びる。かじって歯を削っていくこと、また爪も伸びるので、日常で調整してもらうのが望ましい。それをしないと動物病院で麻酔をかがせて切ってもらわないといけなくなる。しかし、私はそのリスクを負う気がない。
4. ハンモック
1のゲージ小の写真を参照。不要な手ぬぐいを袋状にミシンで縫って鳥用止まり木を通しただけ。
汚れるので、替えも作った。
5. もぐら用の布入れ
1のゲージ小の写真を参照。薄いグリーンの布がそれ。この中に不要なババシャツなどを突っ込んでいる。夏になったらTシャツのお古に切り替える。ベビーのころはトイレもしつけられていないし、汚す可能性が高いので、そのつもりでいる。
使用してみて…ベビーだと登りが無理で上から入れなかったため、口を横にした。オドオドして隠れているうちは、この中が安全地帯になっているので、大きめでかまわない。
これくらい大きいと両手が入るし、覗きも可能(*‘ω‘ *)
ストーカーしやすい
6. 陶器の小鉢トイレ(おまる)
食器もトイレも百均でOK。
トイレはたいてい四隅でするので、そこに設置。トイレのしつけが完了するまで、おしっこのニオイをあえて残したままの器を使い続ける。おしっこで濡れた新聞端切れは都度捨てる。
これができると、部屋んぽのときも複数個所に小鉢トイレを置けばたいていそこでするようになる。
7と8は割愛する。
番外編
私には近くに住む兄がいる。そして、私は海外旅行が趣味の女。
シマリスがいては、長期旅行は難しいのだが、そんなときのために兄には家電を譲るという恩を売り、私がいない間はその子の面倒を見てもらうことで妥結した。安堵した。
地元に戻ってくるにあたって、またあの天使とともに暮らせることが最大のメリット。
私に何かあったとき、用事があるときに頼める誰かがいる、生き物の相手ができる誰かがいることはとても重要である。