Amazon Kindleで電子書籍を出版して印税を得る

『三銃士』挿絵 心の窓
『三銃士』挿絵
スポンサーリンク

誰でも書籍を販売できる時代が来た

本当は「どうやって電子書籍を出版するの?」「電子書籍ってどういうもの?」というページを作るつもりは1ミリもなかったのだが、2017年から電子書籍出版にトライし、試行錯誤してきたので、天野川の失敗談と悪戦苦闘話をここらで披露してみようと思う。
といっても、マニュアルは動画含めてわかりやすいものがすでにあるので、ここでは主にマニュアル以外の話をしつつ、その業界自体を多角的に見ていきたい。

過去の出版を少し知り、現在は電子書籍のセルフ出版をしている者として、私の経験が皆さんのお役に立てば幸いである。

このページを読もうと思った方のほとんどが、書籍をどうしても出版したいわけでもないだろう。だが、どうやって電子書籍をつくるのか、本当に誰でも出版できるのか、どういうシステムなのかくらいは気になっているのではないだろうか。

売れるかどうかは当人の才覚であったとして、ペンネームをつけ、誰でも本を一般不特定多数に販売できる機会が得られる時代になった。やるかどうかはさておき、実態を知りたいと思うのが普通だろう。そういう方たちの好奇心に応えられるよう頑張ろうと思う。

不労所得を増やす1つの手法

世の中には、労働所得と不労所得がある。誰しも労働所得には限界を感じているに違いない。株の配当金や不動産収入のような不労所得がわずかでも入れば、それはそれでありがたいはず。そんな不労所得のひとつに印税収入がある。

今回のテーマである「電子書籍のセルフ出版」も印税収入だ。
これの優れた点は、作業は必要だが、元手がほとんどかからないでできてしまう点だろう。なにしろ、あなたの頭からストーリーをひねり出し、文字か絵を起こせばよいのだから。

こういう時代だからこそ、それほどの才能がなくてもちょっとした労力で作家/著者となり、印税を手にできるようになったのは確かである。だが、実際に売れるかどうかはやってみないとわからない。

で、もうかりまっか?

だから、キミの能力と運次第だとストレート表現したいところをぼやかして言ってるがな。

従来の書籍出版との比較

従来の紙本の話をする。もし、大作家でもない人が、どうしても本を出版したいと思ったら、どこかの出版社主催の懸賞に応募して作品を世に問うか、自費出版という手しかなかった。

自費出版で書籍を出した人の話をいくつか聞くと、まとまった冊数でなければ印刷してもらえないので、大枚はたいて書籍化する方法に至る。しかし、そのような趣味の本は書店では置いてくれないし、ラッキーで置いてもらったとしてもすぐにお引き取りの運命になるので、どちらにしても在庫となる。そうなったら、自宅の物置に積みあがって、日の目を見ないという悲しい現実が待っている。自費出版を請け負う会社は最初頼もしいことを言って営業してくるが、「あとは知らん」というイメージだ。あくまでも天野川の印象である。

肝心のお金の話をする。印税率は10%が基本であった。書籍の価格の10%しか著者は入手できない。

一方、電子書籍はどうかというと、Amazon Kindleを例に流れを以下に記す。

  1. 原稿作成(WordでOK)
  2. 表紙をつくる(画像、jpgでOK)
  3. アカウントをつくる
  4. 1-2をアップロードしたり、紹介文をつくったりして、電子出版の登録作業をする、価格もこのとき設定する
  5. 72時間以内に出版される

データ上でアップロードすれば出版可能になるため、慣れたらその日のうちに出版作業が終わる。営業担当はいない。編集者もいない。スピーディに事が進む。ただし自分で調べて理解し、乗り切る気持ちがないとツライ。作業を代行する企業もあるようだが、ググればいいので、わざわざ他人に頼む理由もなかろう。

印税だが、業界トップのAmazon Kindleの場合、35% と 70% のロイヤリティ オプション(印税)があり、どちらにするかを電子書籍ごとに選択できる。(詳細は後述する)
しかも、手数料は無料。世界中で販売することもできる。

まるで違うことがわかるだろう。時代が変わったのだ。

セルフ出版のデメリット

セルフ出版のデメリット…これは通常の書籍出版と比べればすぐにわかる。

通常の書籍は編集者のチェックを経て世に出ていくのだが、そういった誰かの目を通していないぶん、独りよがりの、チェック不備という要素が濃くなる。
サイトも同じである。どこかの企業や出版社が厳しい目と責任感で通過すべきところを、何のチェックもなく発行され、垂れ流しと化す恐ろしさ。このあたりはAmazon Kindleは絶対に教えてくれないので、きっちり話しておきたい。

編集者はどんな大作家にも付いているし、どんな大作家も書いたそのままの文章が世に出るなどということはあり得ない。
つまり、編集者の役割とは、作家の能力を最大限に引き上げるため、ヒントを与えたり、叱咤激励もする。読者からの反応を検証して、作品に反映させることもある。こうした「書いたまんま」の状態から化学反応を起こして、さらに良い作品へと変貌を遂げさせてナンボというわけだ。

私がセルフ出版の一番のよろしくない点を挙げるとすれば、この化学反応がないということだ。
だから、その点を加味して安価で出さざるを得ない。少なくとも、私はそう考えている。

電子書籍ビジネスとKindleの歴史を少し

電子書籍ビジネス市場とAmazon Kindleの歴史に少し触れておこうと思う。

電子書籍販売サービスの主だったところは、Kindle、comiXology、楽天Kobo、Nook、Google Play、iBooksといったところ。

「電子書籍ビジネス調査報告書2020」によると、文字ものよりもコミックが圧倒的割合を占め、予想通り、この業界は拡大を続けている。
2019年の「有料電子書籍利用率は20.0%、無料利用も含めた電子書籍利用率は44.7%」。

有料、無料を問わずに電子書籍を利用していると回答した人に、利用している電子書籍サービスやアプリを聞いたところ、「Kindleストア」が26.2%で最も高く、2位は「LINEマンガ」が25.0%、3位は「ピッコマ」が15.1%、4位は「少年ジャンプ+」が14.4%、5位は「楽天Kobo電子書籍ストア」が13.6%で続いています。電子書籍ストアやマンガアプリが混在し、定額制読み放題サービスや投稿サイトもランクインしています。

External Links>>インプレス総合研究所>電子書籍ビジネス調査報告書2020

上記は面白い調査で、詳しくはそちらに譲るが、2~4位はマンガ(コミック)アプリである。マンガを無料で読むというところからスタートする人も多いだろうから、多くの人がついはまってしまって片足を持っていかれ、違和感なく電子書籍を利用していることがうかがえる。

Amazon Kindleがトップというのは、つまりAmazon prime(アマプラ)会員が増えているので、多くの人が通販利用の傍ら、気づけばKindleも利用している状態と推測できる。Amazonは紙の書籍を購入するか、電子書籍のAmazon Kindleにするかも選べるし、Kindleのほうが割安で購入できるメリットもある。なんなら月額制読み放題もあるため、それぞれのチョイスをしているうちにマーケットに両足を突っ込んでいくイメージ。

いいのか悪いのか、底なし沼状態にしているのがネットビジネス、ネット通販だな。

業界のトップがAmazonということを知っていたので、私はAmazon Kindleでの販売を選んだ。ゆえに、これ以降はAmazon Kindleを中心に話を展開する。

Amazon Kindleの歴史をかいつまむと…

  • 2007年11月 – アメリカ合衆国でKindle 1販売開始。
  • 2010年10月 – Kindle版の書籍の売り上げがハードカバーの書籍を上回る。
  • 2011年4月 – Kindle版の書籍の売り上げが紙の書籍を上回る。
  • 2012年10月 – 日本版のKindleストア開設。
  • 2015年- 日本版のKindle for PC/Kindle for Mac公開。全書籍対応。
  • 2016年8月 – Kindle Unlimited提供開始。

External Links>>Wikipedia>Amazon Kindle

日本に登場してから10年足らずではあるが、すでに紙書籍を凌駕している。
天野川のKindle電子書籍デビューが2017年なので、月額読み放題サービスKindle Unlimitedの開始直後ということになる。

思い返せば、当初は冊単位での注文のほうが多かった。おそらくUnlimited登録者数もそれほどでもなかったのだろう。Unlimitedで読める冊数も限られていたし、読みたい本がなければ、月額サービスにわざわざ1000円近くも支払うほど魅力が感じられなかったかもしれない。
ところが、マンガ人気もあって、読み放題が主流になり、逆転したのではないだろうか。そもそもアマプラ会員になれば読めるということなら、なおのこと冊単位で買わなくても良いということになる。

Amazon Kindleとは

改めて、Amazon Kindle本の説明をする。読み手側の話だ。

スマホなどの端末に無料の読書アプリをダウンロードすれば、誰でも購読することができる電子書籍サービス。読書アプリは0円でダウンロード可能で、途中まで読める立ち読み機能もある。現在は、マンガに限ってアプリがなくてもWeb readerとしてブラウザで読める。

External Links>>Kindle無料読書アプリ

Kindle for PC (Windows) [ダウンロード]

Kindle for Mac [ダウンロード]

アマゾンプライム会員特典

アマプラ会員なら、追加料金なしで読み放題の「Prime Reading」というものがあり、「✓prime」マークがある書籍は追加料金がいらないとのこと。この手のシステムはどんどん利便性も上がるようで、少し前はこのようなシステムはなかったと思う。それだけ人気が高まっているということだろうか。

例:✓prime

Kindle Unlimited

また、月額980円で2万冊以上が読み放題のKindle Unlimited がある。これはプライム会員でなくてもOKで、マンガ・雑誌も含まれている。
初めて利用する人は30日間の無料体験が可能で、いつでもキャンセルOK。こちらからトライされてもいい。

External Links>>30日間の無料体験

 

少し天野川流に補足する。

このKindle Unlimited で読める書籍にするかどうかは、著者(オーサー)が決めることができる。出版する際に設定する。

売り手視点でいえば、1冊単位でギャラが入るのではなく、ページ単位の単価に換算されてギャラ計算されるものだ。そのギャラを「分配金」と呼んでいる。
ある人が最初に読んだページ数がそれとしてカウントされる仕組み。だから、複数回同じページを開いたところでノーカウント。あくまで初見のみ。

そういえば、最近、冊単位での注文数が激減していることに気づいた。数か月前までは冊単位とKindle Unlimited での「読まれたページ数 (既読 KENP) 」は50/50の印象だったが、明らかに比率が変わった。アマプラ会員であれば読み放題というなら、買う必要のない人が増えるはずだ。今後も売り上げが変わっていくのかもしれない。

なお、自分の作品に自信のある人は、Kindle Unlimitedにはしない傾向があるように思う。読み放題にしなくていいなら、そうしたいものだ。

Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)

「Kindle ダイレクト・パブリッシング(KDP)」とは、Amazon Kindleストアで本を出版するためのサービスで、従来の出版とは異なり、KDP で出版した本については権利を自分で管理できるというもの。出版コストなしに世界中でセルフ販売できるのが魅力だ。

こちらは売り手側の話。

いろんな名称が出てきたが、Amazon Kindleで出版したい人は、まず下記に飛んで概要動画を見て、アカウント作成から始めるのをオススメする。とてもわかりやすくセルフ出版の説明をしている。
出版のためのアップロードや注文確認もここで行う。

電子書籍にする前に

とりあえず、何か出版するものを用意しよう。いわゆる原稿だ。

書きたいものがないなら、出版しなければよい。明らかに売れないだろうと思うものも却下でよい。法に触れるような良からぬものも売ってはならない。
たとえば、誰かが撮影した画像を勝手に使うとか、著作権法を適当にしていると許されぬ。
売るという行為になれば、より責任が付きまとうのである。

Amazon側も愚かではないので、出版物の内容をデータ上で検知し、似たような内容と判断すれば、著者に問い合わせが来る。あなたは本当にこれの作者であるのか?と。文字以上に画像などはごまかしがきかないだろう。
私はこのサイトで途中まで読むことを許可しているので、重複しているがゆえに見事に引っかかって確認メールが届いたことがある。そのときはこのサイトが私のものであることを証明して疑いが晴れ、出版が許可された。

当たり前だが、盗作・無断使用は絶対に許されない。

売る/売らないの判断:天野川の場合

私は一応ライターとして飯を食ってきた人間であるが、セルフ出版の著作に関しては、売ろうと思って文章を書き始めたことがない。

まず、このサイトで記事を無料で公開してきたのだが、その中で「これは売れるのではないか」と思ったもののみを書籍に選んだ。基準は、サイトの中で継続的に多く読まれている記事であること。そして、誰もがその内容を簡単に記事にできないもの。あるいは、オリジナルの創作か。

独自の視点、独自の内容であるか?

当時、ほかにダントツで人気の記事もあったのだが、あえて選ばなかった。無料だから読んでくれるのか、それとも有料でも購入して読んでもらえそうか。その見極めはすべきだと考える。Kindleパブリッシングでの出版は手数料がかからないから、試しで出版しても構わないが、売れないと思って出版して、本当に無残な結果であった場合、私は平気でいられる自信がなかった。

ヘルプに出版チュートリアル動画が用意されてる

私が始めたころはいろんな方のサイトを見て、試行錯誤したのだが…なんとKDPでチュートリアル(ハウツー)動画を続々とアップしてくれているではないか。

初めて KDP をご利用になる場合、以下の 3 つの初心者向けビデオをご覧ください。

External Links>>ヘルプ センター ホーム>初めてご利用になる方

ビデオを見たらじつにわかりやすく、アカウント作成から原稿アップロード、最後に出版までできるようになっている。私が始めたとき、いや、つい最近までここまで充実していなかった。

その他、ヘルプページにはさまざまな情報があり、例えば税についてなどもそうであるが、もう動画かテキストですべてわかりやすく説明してくれている。ゆえに、出版の仕方に関しては他者による説明が要らぬレベル。あんなに苦労したのに、こんなにわかりやすくなって、正直驚いている。

原稿と更新

原稿フォーマットは、文字ものならば、Wordで原稿作成すればOKだ。目次の作り方などは動画で説明があるので割愛する。
かつてはいくつかの文字アプリで作って行ったり、サイトでのタイトル体裁のままそのアプリにコピペしたりなど、いろいろやっていたのだが、Wordで完結できるならそれもよかろう。

写真も貼り付ければOKだ。「Kindle Previewer」という再現アプリでみたら、どういう風に表示されるかもチェックできる。ヘルプの「本の書式設定」に詳しく書いてある。

内容を変更したくなったら、修正原稿をアップロードすればよい。

こちらもやり方は簡単なのでチュートリアルに譲るが、1点補足すると、一度冊で購入したら、その後著者が何度も更新して2版、3版と上がっていこうとも、購入時の版が1版であればそれを読むことになる。

以前、私が更新したはずの著書が過去の状態になっているため、問い合わせしたことがある。「読者として見てみたら、更新できていない。それはどうしてか?」と。どうしても実際のものを最新版で見たいということであれば、サポート窓口の方が動いてくれそうだったが、そこまでのパッションもなかったので、要望を取り下げた。

このことから、誤字脱字の修正はOKとしても、内容の追加などはあまりしないほうがいいかもしれない。たとえば、過去に購入してくださった読者がいたとき、版を重ねて追記した内容ができてしまえば、その方は最新版の追記を目にすることはない。

私はかつての購入者も電子書籍を開けば最新状態で読めるものと思っていたので、これは誤算であった。それと知っていたら、別の著書で続きを書いたのにと、今さら後悔している。

ロイヤリティ、印税、もしくはギャラ

大事なお金の話をもう一度する。

ロイヤリティ オプション(印税)35% と 70%のどちら選ぶことができる。出版時に最初に選ぶのだが、後日変更することも可能。

私は35%にしている。なぜ低いロイヤリティなのかというと、低価格設定にしているため、もともと70%を選べないのだ。
70%にするには、単価250円以上に設定しないといけない。確かもっと前は500円だった気がするが…それはいいとして、最低価格、最高価格、ほかにもいろいろ要件があり、それを満たさないと70%にはできない。

価格要件

価格要件

35%だと配信コストはかからないが、70%だと規定のフィーを差っ引く、とのこと。

ロイヤリティ

設定画面でプランを選択できる。

ロイヤリティの計算
35% のロイヤリティ レート x (希望小売価格 – 適用される付加価値税等)
70% のロイヤリティ レート x (希望小売価格 – 適用される付加価値税等 – 配信コスト)
70%だと配信コストがかかり、¥1/MB。

さきほどAmazon Unlimitedの話をした。月額読み放題というものである。これは出版の際、 Kindle Unlimitedのプログラムに登録すればよいだけ。登録すると、分配金を獲得できる仕組みになっており、既読ページ数でカウントされ、毎月分配金を得る。ただし、その本が KDP セレクトの要件を満たしており、かつKDP セレクトに登録されている必要がある。

何度も言うが、冊単位で売れればよいという人はわざわざAmazon Unlimitedに登録しない。しなくてよいと思う。

出版したら

販売ページ

販売ページ

実際に販売されると、このような見え方をしている。
こうしてみると、本当に「¥0」とかKindle Unlimitedとかいうのが目立っており、「¥190」は目に入らないほど地味。これを見ると、Amazonが何をしたいのかよくわかるだろう。

 
 

いわずもがなだが、表紙画像はある程度作り込んだ方が良い。
見栄えで売れる売れないが変わるはずだ。昔レコードの「ジャケット買い」というのがあったが、そういう世界でもあることは今も昔も変わらない。

偉そうなことを言って、これらは私が見様見真似で手持ちの画像をPhotoshopでいじって、illustratorで文字を入れて表紙制作しただけのものである。だが、素人がやっても、やはりPowerPointで悪戦苦闘するのとは違う。
それすらできない場合は、素敵な画像を有料で買うか、デザイナーに頼むか、自分で装丁を研究してオシャレだと思うデザインに近づけるとよい。せっかくなので、工夫はしよう。もしもお金を使う場面があるとすれば、間違いなく表紙である。

著者ページを作ろう

著者ページ

著者ページ

Amazon Kindleで販売すると、「Amazon 著者セントラル」というものがあり、著者ページがあるので、それを作っておくとよいだろう。プロフィールを作ったり、サイトを表示させたり、作品を紐づけることもできる。

最後に

セルフ出版、電子書籍について、俯瞰してみてきたが、どんな印象を持っただろうか。

私が実際にやってみて思ったのは、「マスを狙う意味はもしかしてないのかもしれないな」ということだ。もともと歴史オタクの私なので、マスを狙うことなどそもそもできないのだが…。

サイトで検索上位に上げようとするときにも同じことが言えるのかもしれないが、パイの大きな方を求めて、多くの人の興味をひこうとか、誰もが興味のありそうなネタを仕込もうとする人がいる一方で、そういうマス狙いはやめて、独自のニッチな世界で勝負しようという人がいると思う。

で、あなたはどちらが狙い目だと思うか?を問われている。

マスを狙うということは、競合がたくさんいて、自分はそれほどの努力をせずにその多数の人々のなかで勝ち抜く自信があるのかどうかを問われている。もしくは、興味関心がうつろいやすい一般不特定多数の心を追い求めるあまり、自分を見失う可能性だってあるが、法令順守をしつつ結果を残すことができそうか?と訊かれているに等しい。

何が言いたのかというと、自分の作品を世に出すことと、売り上げは両立しないかもしれないが、こんな時代に生きて、このようなセルフ出版の機会が巡ってきたのなら、本当に表現したいことを世に出すべきではないのかということだ。それで印税が入れば儲けものだ。

100年前、世界で最も大金持ちの男がいたとしよう。その人は現代の私たちが享受しているようなことはできなかった。インターネットもないし、海外旅行に飛行機でひとッ飛び、しかもリーズナブルな値段。真夏にエアコンの効いた部屋で眠り、好きな時間にネット通販を楽しむ…。これらを何ひとつできなかった。それを思えば、実に恵まれている。

この時代をただ享受する幸せ。

何か表現したいことは見つかりましたか?

タイトルとURLをコピーしました