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【木彫り作家 藤戸竹喜】熊と狼への入魂

思いがけなく、久しぶりに素晴らしい作品を見た。そんな感動があったので、北海道の木彫り作家、藤戸竹喜(ふじとたけき)氏の作品を紹介したい。撮影OKだったので、あますことなく載せる。展覧会「現れよ。森羅の生命―木彫家 藤戸竹喜の世界」より。
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心に残るキツネの物語【2】『ごん狐』

『ごん狐』は言わずと知れた小学校の国語の教科書によく出てくる、印象深い童話である。作者は新見南吉で、戦後になって高く評価された作家だ。小学4年生の教科書に登場して60年以上というから、戦後生まれの人々にとって、共通の話題となるかもしれない。
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心に残るキツネの物語【1】『きつねの窓』

「小学校の国語の教科書で心に残るものは何ですか?」と聞かれて、真っ先に思い出すのは『きつねの窓』だ。ある男の子が桔梗をすりつぶしてその汁を人差し指と親指に塗り染め、左右両方の指で菱形の窓をつくってのぞくと、そこに過去が見えるというもの。
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いわさきちひろの絵に幼き自分を重ねて

いわさきちひろは40年以上前に没した日本を代表するイラストレータであり、絵本画家である。今もなお彼女の作品は世代を超えて愛されているのだが、彼女の絵には多くの懐かしさとほろ苦さがあるような気がする。
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鬼さんどちら?【1】恐怖心がつくった悪の象徴

鬼は過去の日本人が創り出した想念の形であるそうだ。別に節分の時節でもないが、鬼について語ってみたい。