教科書

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心に残るキツネの物語【2】『ごん狐』

『ごん狐』は言わずと知れた小学校の国語の教科書によく出てくる、印象深い童話である。作者は新見南吉で、戦後になって高く評価された作家だ。小学4年生の教科書に登場して60年以上というから、戦後生まれの人々にとって、共通の話題となるかもしれない。
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心に残るキツネの物語【1】『きつねの窓』

「小学校の国語の教科書で心に残るものは何ですか?」と聞かれて、真っ先に思い出すのは『きつねの窓』だ。ある男の子が桔梗をすりつぶしてその汁を人差し指と親指に塗り染め、左右両方の指で菱形の窓をつくってのぞくと、そこに過去が見えるというもの。